結論: 当サイトが2026年10月18日時点で掲載している東京のFDE・周辺職種51件のうち、英語を必須としているのは20件、歓迎(あれば尚可)が11件、求人票に英語の記載がないのが20件でした。英語が必須の20件はすべて外資企業の求人で、国内企業の7件には英語を必須とする求人がありません。また外資の東京求人は、英語と同時に日本語のネイティブ級を必須とするものが目立ちます。
「FDEは外資の職種だから英語ができないと無理」と思われがちですが、求人票を数えると実態はもう少し細かく分かれます。
51件の英語要件:必須20件・歓迎11件・記載なし20件
各社の公式求人票の資格要件・歓迎要件の欄を読み、英語の扱いを3つに分けました。
| 区分 | 件数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 英語が必須 | 20件 | Databricks 8件・OpenAI 5件・Anthropic 4件・Palantir 3件 |
| 英語は歓迎・尚可 | 11件 | Databricks 9件・Notion 1件・Ubie 1件 |
| 英語の記載なし | 20件 | Datadog 8件・OpenAI 5件・ストックマーク 3件・ABEJA・Algomatic・ブレインパッド・Notion 各1件 |
「記載なし」は英語を使わないという意味ではありません。外資の求人で記載がない場合も、社内の公用語や選考の言語は面接で確かめる必要があります。
職名がFDE(Forward Deployed Engineer・Deployment Strategistなど)のFDE直球14件だけで見ると、必須8件・歓迎2件・記載なし4件です。
外資の東京求人は「日本語ネイティブ級+英語」
外資の東京求人は、英語より先に日本語での顧客対応を求めています。たとえば次のような書き方です(いずれも各社の公式求人票の原文)。
- Anthropic(Applied AI Architect):「Native-level Japanese fluency and business-level English required」
- OpenAI(Forward Deployed Engineer - Tokyo):「To succeed in this position you must be bilingual—fluent in both Japanese and English (spoken and written).」
- Palantir(Forward Deployed Software Engineer - Japan Government):「Applicants must be proficient in both English and Japanese languages」
- Databricks(Forward Deployed Engineer):「Fluent in Japanese with a professional working proficiency in English」
OpenAIの東京のFDE求人はさらに、「Please note that your resume must be submitted in English, and the interview process will include conversations in both languages.」と書いており、英文の職務経歴書と、日英両方での面接が前提です。
一方、Databricksのソリューションアーキテクト系の求人は「Full professional proficiency in Japanese is mandatory; business-level English proficiency is preferred.」のように、日本語は必須・英語は歓迎という書き方が多く、9件がこの形でした。同じ会社でも、FDE職のほうが英語の要件が強くなっています。
国内企業の7件は、英語を必須にしていない
国内企業(ABEJA・Algomatic・ブレインパッド・ストックマーク・Ubie)の7件には、英語を必須とする求人がありませんでした。歓迎要件に英語があるのはUbieの1件で、「ビジネスレベルの英語力(クライアント・海外メンバーとのディスカッションが可能)」と書かれています。
英語に不安がある場合は、まず国内企業のFDE・周辺職種で顧客の現場に入る経験を積み、並行して英語を準備するという順番も現実的です。国内企業の求人は年収が書かれているものが多く、比べやすいのも利点です(FDEの年収)。
英語の準備は「顧客の前で使う」前提で
外資の求人が書いている英語の水準は、「business-level」「professional working proficiency」「fluent」「bilingual」とさまざまです。求人票に書かれている使い道から逆算すると、準備の目安は次のようになります。
- 英文の職務経歴書:OpenAIのように英語での提出を求める求人があります。自分の経験を英語で書けるようにしておきます。
- 英語での面接:日英両方の面接を明記している求人があります。技術の説明と、顧客との仕事の進め方を英語で話せるようにします。
- 社内の海外メンバーとのやりとり:Notionの歓迎要件は「Business level English proficiency to communicate effectively with global stakeholders and peers.」で、顧客ではなく社内の連携に英語を使う想定です。
どの水準が求められるかは求人ごとに違うので、応募したい求人の資格要件を一件ずつ確認するのが確実です。出身職種ごとの準備はFDEになるには、会社ごとの違いはFDEガイドの「企業別のFDE」にまとめています。